千葉ロッテマリーンズは8月20日、
オリックス戦に2-3で敗れました。
もうすでに、伊東監督の辞任が発表になっているので、
後は今季限りで引退する来年の監督候補、井口資仁選手の
顔見せならぬ代打登場くらいしか見せ場はない状況。
そんな中で、将来のロッテを背負う選手の一人、
若手で先発した二木康太投手の投球が光った。
試合は、オリックスが初回、大城のソロで先制する。
ランナーのいない場面で食らった1発だったので、
二木にとってはソロホームランで助かった。
すぐさま2回、味方のロッテ捕手田村が同点ソロを放ってくれた。
3回にはタイムリーを打たれ1点リードされるも、
6回に角中の同点ソロアーチ。
7回に中島に勝ち越しホームランを打たれ、
敗戦投手になりましたが、8回を完投しました。
許した3失点のうちは1タイムリー、2ホームラン。
打線がもう少し打っていたら、の思いがありますが、
成長した投球が光りました。
投入内容を詳しく見ると、特にピンチに動じない印象があります。
3回のT-岡田、7回の代打西野へのは、いずれも1死走者2塁での局面。
カウント3-2からのいずれも四球だったが、
ラストボールは必ずいいコースにいったし、結果的に打者に
見極められただけのもので、審判によっては「ストライク!」と
宣告されてもおかしくない微妙なコースに投げきれていた。
この試合はせったゲームであるから、
得点圏にランナーを置いてはより慎重になる。
タイムリーが許されない場面で
「ファーストベースが空いている状況を考慮しての、慎重な投球」
ができたのも本人にとっては大きな収穫だろう。
打者との駆け引きも、狙いを外すような「違う球種」を選択し勝負するなど、
大人の投球を披露した感じだ。
————————————————————--
対してオリックス先発・山本由伸(ヤマモト ヨシノブ)も成長の跡を見せてくれた。

http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170817-OHT1T…
2016年のドラフト(4位)で都城高から入ったルーキー。
その完成度はとてもルーキーとは思えないくらい驚く。
野球関係者によれば、「今のまま伸ばせば、そのまま二桁勝ちそうな素材!」と太鼓判
を押す。
・真っすぐも150マーク、
・スライダーの曲がり方が手元で曲がるタイプ
・この2球種の組み合わせだけでも打者を幻惑できそう。
下半身で粘れて、腕が振れて、おまけに制球がまとまっている。
スライダー以外の変化球もそれなりに使えたのでリリーフが適正か?と思う。
メンタルも充分で、塁上に走者がたまっても崩れない。
すでにベテランの投手の域に達している感がある。
驚かざるをえないですね。
今後この二人の若手投手は何度も投げあうことでしょう。
パリーグの名勝負に上がることを期待しています。
———————————————————--